三人乗り自転車の危険性

昨日の新聞記事によると

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六歳未満の幼児二人を自転車の前後に乗せた「三人乗り」について警察庁は三日、「安定性が確保できる自転車の開発」を前提に許容する方向で検討に入った。

～～～以上引用～～～～

え～三人乗りを容認？？？

～～～以下引用～～～～

警察庁は昨年末、安全教育の基本となる「交通の方法に関する教則」（国家公安委員会告示）の自転車に関する内容を三十年ぶりに見直すことを決めた。

報告書では、自転車の前かごや荷台の幼児座席に乗せる幼児については「一人まで」と明示すべきとされ、同庁は現在、この報告書に沿って見直し作業を進めている。

「乗車幼児は一人まで」とする原則の周知徹底を図る方針をあらためて示したところ、「女性の社会進出を無視する政策」などと若い母親を中心に反発する意見が同庁などに相次いだ。

　「自転車がなければ、どうやって保育園に連れていったらいいのですか？」。ある読者からの手紙には怒りが込められていた。「保育園はどこも定員いっぱい。兄弟が一緒の保育園に入れず、別々の送迎先になると、なおさら自転車は必要。歩行者と自転車、自動車の安全な共存を図るため、もっと現場の声を聞いて対策を立ててください」

　「規制の対象を間違えている」「三人乗り禁止は少子化対策や子育て支援に逆行している」「ガソリンの値上げより困る」「罰金覚悟で乗り続けます」といった激しい反発の声もあった。

～～～以上引用～～～～

もう一つの元記事

そこで、冒頭の三人乗りの容認の話になるんですが・・・

そもそも３人乗りは安全なんですか？？？

自転車で子供を乗せて走る時に、
子供を自転車に乗せたり、下ろしたりする時は
子供が一人でも、ヒヤッとする経験があるのでは？

まして二人乗せたら、一人を下ろそうとしている時は、
もう一人は無防備です。

実際、幼児を乗せた自転車の
乗降時の事故は多いと聞きます。

また、オートバイでも容認されていない３人乗りを
自転車がするのは無理があるように思えます。
（ちなみに５０ｃｃ以下のバイクは一人乗り）

元オートバイ乗りの感覚からすると、
自転車のブレーキはとても貧弱です。

車道を走るにしても、歩道を走るにしても子供二人で
最大３０キロ以上の重量増になる自転車の三人乗りは
危険に思えます。
（ちなみに、自転車は歩道を普通に走っていますが、
「歩道通行可」の標識がある場合を除いて、
法令上は車道・自転車道を走らなければいけません）

時速２０キロ程度しか出ないにしても
大人ならともかく、無防備な６歳以下の幼児が
事故に巻き込まれた時に受身を取れるとは思えません。

現在の自転車ではかなり危険に思えます。

ちなみに反発の意見のほとんどは、
移動手段を充実させれば問題が
解決するように思えます。

行政の援助が必要です。
道路特定財源からほんの少し
使用すれば、解決しそうです。

ところで、実際気になるのは、
事故率などはどうなっているんでしょう？

自転車の三人乗りは事故率が高いということになれば
反対意見など聞く必要が無いように思われますし、
低ければ検討しても良いということになります。

また、事故を起こした時の責任についても
気になります。
現在は当然自転車の３人乗りの過失が
重く問われるでしょうが、
警察が「三人乗りの容認」ということになると
過失はどうなるんでしょう？

さまざまな状況を考えれば
現在では三人乗り容認は
問題があるように思います。

「自転車３人乗りの許可制」
「転倒しない四輪自転車の開発」
「自転車専用レーンの整備」

なども必要に思われますが・・・
いかがでしょうか？　　ゆうき

最終更新日 2008年03月05日